※この日記は5月6日に作成しています。
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さて。
今年のGWは、前半に遠出と称して相方タンを鉱物採集に連れ出すことに成功したので報告いたします。
場所は秩父鉱山大黒坑近くの河原。
他のところは案内がないと行けないし、多分体力が足りないのでここで落ち着く。
ただ、交通手段が…
JR→西武特急レッドアロー→秩父鉄道→バス→徒歩(30分強)、だいたい5時間はかかるか。
普通に車使いなさいよ、と突っ込まれそうだがウチには車が無い。
いや、確かに免許持ちは二人はいる。ただし今の状態で走ると危険極まりない。
というわけでひたすら公共交通機関です。これも修行のうち修行のうち…。
バスの車窓はぐんぐん山道を行く。突然開けたと思ったら巨大ダム。

これを目の前に臨むように巨大なループ橋も架かっています。これは過去に日本土木学会の田中賞を受賞した橋なのだが…とにかくデカい。
バスからは降りられませんが、それでも迫力たっぷり。
降りたら高所恐怖症の人はもうアレでしょう。
そんなバスを通過し、鉱物の世界ではお馴染みのあの場所へ。

このトンネルをくぐって秩父鉱山方面へ。抜けない場合は紅葉で有名な中津峡になります。
ここにある「出合」というバス停で下車。後は徒歩。徒歩。
ごく普通に「落石注意」という看板。防護用ネットが張られていたり、コンクリートで塗り固められていたり。
あ、崩れているところがあってそこは工事していました。
GW期間中は休工でしたが、土曜日は通行できる時間が限られているのでご注意を。
もちろんトンネルもあります。4箇所くらいかしら。

で、この山道をくねくね曲がりながら現地着。
地上に広くなった場所があり、そこから河原へ降りるわけです。
一回降りるポイントを間違えたが最終的には到達。まあここでヘッピリ腰ぷりを存分にアピールできました(嬉しくない)。

あとは石を叩き鉱物を探す。
とはいえ、せっかくのアウトドアなのでお昼ご飯を食べたりしながらのんびりと。
持参したお茶は川の水で冷やすと冷たくなって美味。
相方タンは河原の日陰で読書したそうだが…河原で推理小説ってのはどうなんだw
現場は我々のみかと思いきや、時々団体さんがやってきて少し採集していくような感じ。
割った石を整理していたら「理科の先生ですか?」などと聞かれる。いやいや、ただの趣味ですから。

写真では分かりにくいですが、定番の黄鉄鉱・閃亜鉛鉱あたりは確保できた模様。
黄鉄鉱の立方体自形結晶はちょっと嬉しいかも。
黄銅鉱・硫砒鉄鉱・方鉛鉱あたりはちょっと自形結晶ではない集合体しかなく残念。
方解石は大理石しか…と思いきや、空隙に犬牙状結晶を見つけたのでこれはこれで。
この後は中津川のこまどり荘に一泊。
翌日は期せずして、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の聖地巡礼となったわけだがそれはまた追いおいで。
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